初めてそのお名前を知りました。
なんとなくTVをつけたら偶然、番組終了あと5分くらいの場面。
もともとスポーツには疎いので、あまり見ることはないのですが、
つい引き込まれてしまいました。
嵐の相葉雅紀さん司会 「グッと!スポーツ」
NHK総合 05月17日(火) 22:25 ~23:00
猛々しい表情と攻撃的な戦い方から、松本薫さんは
「野獣」・「野獣柔道」と呼ばれているそうです。
彼女の背中には、五輪金メダリストのみに着用を許される背中の金文字のゼッケン
本来、彼女の得意な柔道は抜群のスタミナで休む事なく攻め続け、相手を疲労困ぱいさせてポイントを奪うスタイル。
そして「タコの吸盤」と恐れられる必殺技「小外刈り」
小外刈りとは、相手の足をすくい上げるように刈って倒す技のこと。
いわば持久戦と地味な決め技が彼女の持ち味。
彼女の柔道が「泥臭い柔道」と言われる所以とか。
しかし、 日本で唯一、背中に金文字の輝く松本薫さん。
その背負った金文字の重みから、いつしか彼女にとってプレッシャーに変わっていく、、、
谷本歩実さん、谷亮子さん、野村忠宏さんのように鮮やかに決める背負投げ。
ゴールドメダルの名に恥じない、日本のお家芸・柔道その「鮮やかな一本勝ち」を決めないといけない。
そんな強迫観念が彼女を苦しめることになる。
五輪後、けがの連続。
そしてその後の世界選手権では、2回戦開始24秒で一本負け。
続く国内の大会でまさかの一本負け。
その大きな挫折の連続の原因こそが、金メダリストだけに許される金文字のゼッケン。
日本でただ一人だけというプレッシャー。
その長い挫折期間から脱却できたのは、
「背負い投げのような豪快な技を使い 、一瞬で一本勝ちを決める柔道」を追い求めるのでなく、
自分の本分でもある「泥臭い柔道」にもう一度立ち返ったこと。
それは大きな決断。
こだわりを捨て、自らの原点を見つめ直すこと。
そうして試練を乗り越え編み出したものが、予備動作のないノーステップの小外刈り。
相手に予測すら与えない進化させた自分の得意技こそ、苦しみの末に新たな境地に達した彼女が見出したものなのです。
ゴールドゼッケン。
それはただのものでしかないのに、それを背負うふさわしい人にならなくてはならない。
世間が○○な人はこんな人と思われるに恥じない自分にならないといけない
そうあらねばならないと思う気持ちが、自分で自分をがんじがらめにしていたのです。
追い詰められた五輪 の女王が懸命にもがいた末にたどり着いた境地が
「ゼッケンは背中にある。私には見えない。目の前の相手だけを見ればいいんだ」
と考え。
それは過去との決別ができた瞬間。
HIROSHI的に解釈すると
自分は自分であり、ほかの誰にもなることができない。
世間体にこだわったり、押しつぶされそうになって藁をもつかむ思いでもぎ取ったのが
自分らしさ
「自分は自分らしくいていいんだ」
と自分を受け入れ、自己評価・自己肯定することこそ、
日々をしなやかに生きていく秘訣。
「自分は不器用ですから」
それが口癖の俳優(高倉健さん)がいました。
どんなに(生き方が)不器用でも、(他人から見て)泥臭くても、自分は自分。
自分の持ち味を認め、活かしきることで
ゴー ルドゼッケンならぬ、いぶし銀のように自分の人生を彩ることができるのです。
今日の心に響く一言。
「ゼッケンは背中にある。私には見えない。目の前の相手だけを見ればいいんだ」
他人からこう見られてしまうかもしれないという世間体や、
人からの期待に応えないといけない、
いい人であらねばならないと
自分を追い込んだり、
自分と懸命に戦っている人たちにこの言葉を贈ります。