朝日に輝く梅の花~小春の香りを

先日、梅の花が咲いているのを見つけました
最近、梅の木を見かけなくて、、、
こちらはとある家の玄関先
鉢植えというか、盆栽(が大きくなった?)ですね

そんな梅の花をご近所で見つけた2月21日は偶然にも
901年、菅原道真が大宰員外帥に任命された日でした
福岡の太宰府天満宮の縁起のきっかけとなる日です
天満宮と言えば梅の花

「東風吹かば にほひをこせよ 梅の花、
  主なしとて春春な忘れそ」
   出典「拾遺和歌集」「宝物集」

菅原道真の有名な句で、「飛梅」は京都から飛来した
と伝えられ、いまも太宰府天満宮にあるそうです
いつか訪ねてみたい神社の一つです

さて、小学校の時に引っ越しをしたら、みんなの
遊び場は近くの天神様でした
そして小学校の校章も梅の花をモチーフにしたもので、
梅の花は身近ではなかったけれど、小さい時から
なんとなくなじみのある花でした
むしろ、梅の花が素敵だなと思うようになったのは
東京に住むようになってから
固定資産税の関係か、近くに梅と桃の林があったり
ご近所の塀越しに見事な蝋梅の老木があったり、、、
この蝋梅は、他の梅に1月から2週間くらい先だって
淡いクリーム色の花を付けるので、ああ、もう春先
なんだなぁとワンちゃんの散歩の時に毎年、浅い春を
ほっこりと楽しみにしていました
どちらも代替わりなのか
「住み替はる代ぞ 雛の家」
跡形もなくなってしまったので、今となってはもう、
とても豊かな懐かしい思い出です

そしてさらに、同じく2月21日は、1974年
朝日新聞で連載されていた4コマ漫画『サザエさん』が、
作者・長谷川町子さんの病気療養によりこの日を最後に
休載し、そのまま打ち切りとなったそうです

数年前からスポンサー問題に揺れる「サザエさん」
先だっては放送の際に1本もCMの付かない週もあったそうです
以前、長谷川町子美術館の近くだったので、ある日、
美術館の子供企画展を今、中継に来ています♪
という放送を見て、慌てて家を飛び出して確か、当時の
長野智子アナウンサーと握手してもらったのも思い出です

「サザエさん」はあさひが丘という、架空の町でのお話
なのですが、夏休みには子供企画展として当時、町を
ジオラマにして再現
(これほどの御長寿番組となると、整合性のとれるよう、
磯野家の間取りもしっかりと設定されています)
その土地の一角の所有者になって自分の家を建てて、
町を完成させよう、みたいなイベントなどもあったのです
そんな長谷川町子さんは1992年にお亡くなりになったので、
今年は没後33年
つまり、33回忌にあたります
騒動に巻き込まれずに、ずっとこれからも番組が続いて欲しいですね

梅の花の淡くて華やかな香りをあなたへ
                 HIROSHI