あふれる優しさ「植木等とのぼせもん」

By | 2017年10月21日

レムリアの女神の愛と祝福 ~ ミラクルをかなえる幸せのチャネリング

レムリアン・アルケミスト
リュミエール ひろし(HIROSHI)です

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 あふれる優しさ「植木等とのぼせもん」♪

昭和の代名詞・植木等さんの黄金期の4年間を運転手兼付き人として側で支えた小松政夫の、子弟の物語です。

これはNHKドラマの脚本家の方の言葉。

話の内容・あらすじは先日、阿川佐和子さんの「サワコの朝」で小松政夫さんがいろいろなエピソードを語っていたままの世界です。

満島ひかりさん主演の『トットてれび』で、黒柳徹子とテレビ草創期を描いたNHK土曜ドラマが、今度は植木等に挑んでいるのです。
しかも主演は山本耕史さん。
最初はイメージが全然違うと思ったのですが、見るごとにいい味を出している『植木等とのぼせもん』です。

知らなかったのですが、小松政夫さんによる自伝的長編小説シリーズ。
第1作『のぼせもんやけん 昭和三〇年代横浜〜セールスマン時代のこと。』が2006年6月に、
第2作『のぼせもんやけん2 植木等の付き人時代のこと。』が2007年12月に竹書房より刊行されています。

この時期なぜそんなエピソードをと思っていたら、ドラマが収録されていたからなのですね。

心に残ったのは、植木さんが食堂であれこれたくさん注文するのですが、
いざ、テーブルに並ぶと急におなかが痛くなって、
「なぁ小松、もったいないから食ってくれないか?」

九州から上京したばかりで、生活にままならない、それでも真っ直ぐで一生懸命な若造だった彼に、
遠慮をさせるでもなく、卑屈にさせるでもない、植木さんならではの心遣いだったとか。

ドラマでは初デートの彼に見合うよう、靴を自分のだと言って買わせてきて(靴のサイズが同じ)小松さんにくるぶしに当たって痛いからお前にやるよと言って与えるシーンがありました。

なぜ小松政夫さんのギャグや話術が底抜けに明るいのでなく、どことなく哀愁が漂っているのはこんないろいろな苦労を苦労とも思わずに一生懸命に駆け抜けた人生が裏打ちしているのでしよう。

第3話冒頭では、谷敬さんが当時結成していた「ハナ肇とクレージー・キャッツ」。
ドラマによるといろいろな台本を書いていたのは谷さんだったそうです。
その「ハナ肇とクレージー・キャッツ」をやめようかどうしようか、
悩みながら彼が東京オリンピックのオープニングの日の空を窓から眺めるシーンから始まります。

そのシーンにジーンと胸が熱くなりました。
記憶が正しければ同じ日、この東京オリンピックのオープニングの日の空を
同じように複雑な気持ちで眺めた人がいます。

「出ていけ!」
「はい、出ていきます!!」

売り言葉に買い言葉で初めて一人暮らしを始めた女性。
ちょうどその日は東京オリンピックの開会式の日。
目と鼻の先では世紀の華々しいオープニングが展開しているのに
家具らしい家具もないがらんとした部屋で、
複雑な気持ちが混じりながら青い空を眺めていた、、、

向田邦子さんのエピソードです。

確か最初は千駄ヶ谷だった気がしますが、後に南青山に引っ越すころには
自宅とNHKの中間にあることから、よく黒柳さんが訪ねてきていたそうです。
こんな所にも前シリーズ『トットてれび』とのシンクロを感じてしまい、
一人ニヤニヤしています。

そんな元祖・無責任男、植木等さんのエピソード。
お名前は知っているのですが、ほとんど作品自体は知りません。

一番有名なのは植木等およびクレージーキャッツのヒットメドレー『スーダラ伝説』ですね。

本当はとても生真面目な性格の植木さん。
その歌詞から歌うことにかなり抵抗と戸惑いを感じていたそうですが、
浄土真宗の僧侶だった父親から
「『わかっちゃいるけどやめられない』は人間の矛盾をついた真理で、親鸞の教えに通じる」
「必ずヒットするぞ」と励まされたそうです。
そんな父親を伊東四朗さんが好演しています。
スーダラ節で紅白歌合戦にも出場するほどの大ヒットだったとか。
「スイスイスーダララッタ~」の部分のフレーズは誰でも今でも口ずさむことが出来ますよね。

植木等とのぼせもん
その中では押しつけがましくない、さりげなくて切ない、それでいてとてもぐっとくる温かい男の優しさがそこかしこにあふれています。

もちろん、「お呼びでない!」や
「ガチョーン!」などのギャグもドラマの中で登場!!

小松政夫さんが得意の淀川長春の物まねでオープニングに登場し、ナレーションを担当するのも見どころです
第7話のクロージングでは他局ではありながら、伊藤さんとの「電線音頭」も披露してくれました。
そんな「植木等とのぼせもん」もいよいよ最終回です。

 

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